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2023年01月20日

住宅ローン滞納でブラックリストに載る?調べ方と対処法を解説

「住宅ローンを滞納すると、すぐブラックリストに載るのか」

「ブラックリストに載ると、スマートフォンの分割払いができないのか」

そんなお悩みを抱えている方はいるでしょう。

 

ブラックリストに載る基準は、61日以上の滞納または3回目の支払い日を超えて滞納することです。ブラックリストに載ると、スマートフォンの分割払いの審査が通りにくくなります。

この記事では、ブラックリストに載った情報がいつ消えるのか、住宅ローンの支払いが厳しいときの対処法などを解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

ブラックリストとは

住宅ローンを滞納し続けると、ブラックリストに載ってしまいます。

ブラックリストは、実際に存在していません。ブラックリストとは、個人信用情報に金融事故情報が記載されることの通称です。

金融事故情報は、住宅ローンの滞納や破産などの情報を指します。

個人信用情報とは

個人信用情報とは、「本人を特定するための情報」や「契約内容に関する情報」「返済状況に関する情報」「取引事実に関する情報」「申込みに関する情報」などのデータのことを指します。

個人信用情報を保管する個人信用情報機関の1つである、日本信用情報機関(JICC)の登録内容は、以下の通りです。
情報 具体的な内容
本人を特定するための情報 氏名
生年月日
性別
住所
電話番号
勤務先
勤務先電話番号
運転免許証等の記号番号など
契約内容に関する情報 登録会員名
契約の種類
契約日
貸付日
契約金額
貸付金額
保証額など
返済状況に関する情報 入金日
入金予定日
残高金額
完済日
延滞など
取引事実に関する情報 債権回収
債務整理
保証履行
強制解約
破産申立
債権譲渡など
申込みに関する情報 氏名
生年月日
電話番号
運転免許証などの記号番号
申込日
申込商品種別など

どれくらい滞納するとブラックリストに載るのか

61日以上の滞納または3回目の支払い日を超えて住宅ローンの滞納をすると、ブラックリストに載ります。

住宅ローンの支払いが数日遅れただけでは、ブラックリストには載りません。

ただし、数日の滞納を繰り返していると、悪質とみなされてブラックリストに載ってしまいます。

個人信用情報はどのくらいで消えるのか ?

支払い状況によって異なりますが、個人信用情報は5年程度で消えます。

日本信用情報機関(JICC)の登録される期間は、以下の通りです。

情報 登録される期間
本人を特定するための情報 契約内容に関する情報などが登録されている期間
契約内容に関する情報 【契約日2019/9/30以前】
契約期間中及び完済日から5年を超えない期間
【契約日2019/10/1以降】
契約期間中及び契約終了後5年以内
返済状況に関する情報 【契約日2019/9/30以前】
契約期間中及び完済日から5年を超えない期間
※延滞情報は延滞継続中、延滞解消の情報は発生日から1年を超えない期間
【契約日2019/10/1以降】
契約期間中及び契約終了後5年以内
取引事実に関する情報 【契約日2019/9/30以前】
破産などの発生日から5年を超えない期間
※債権譲渡の情報は、発生日から1年を超えない期間
【契約日2019/10/1以降】
契約期間中及び契約終了後1年以内
※債権譲渡の情報は、発生日から1年以内
申込みに関する情報 照会日から6ヶ月以内

3つの個人信用情報機関と個人信用情報の調べ方

個人信用情報を保管している個人信用機関は、3つあります。

     全国銀行個人情報センター(KSC)

     シーアイシー(CIC)

     日本信用情報機関(JICC)

 

順番に解説します。

全国銀行個人情報センター(KSC)

全国銀行個人情報センターは、銀行などの金融機関が主な会員の個人信用情報機関です。

住宅ローン滞納などの金融事故が起こると、金融機関から個人信用情報機関に対して事故情報を報告する義務があります。

そのため、金融事故が発生すると最初にKSCに報告されます。KSCは郵送で、個人信用情報を請求可能です。手数料が1,000円かかります。

シーアイシー(CIC)

シーアイシーは、クレジットカード会社と信販会社が主な会員の個人信用情報機関です。CICはインターネット、郵送、窓口で請求できます。

窓口の場合は500円、他の請求方法は1,000円の手数料が必要です。

日本信用情報機関(JICC)

日本信用情報機関は、消費者金融と信販会社が主な会員の個人信用情報機関です。

JICCはインターネット、郵送、窓口で請求できます。窓口の場合は500円、他の請求方法は1,000円の手数料が必要です。

ブラックリストに載った影響とは

住宅の支払いが厳しいときには、3つの対処法があります。

     家計を改善する

     住宅ローンの返済期間を伸ばせないか相談する

     借り換えを検討する

 

順番に解説します。

家計を改善する

住宅ローンの支払いが厳しいときは、まずは家計を改善しましょう。

光熱費やスマートフォン代などの固定費から見直すことをおすすめします。

大手キャリアから格安SIMへの乗り換えや、格安プランへの変更で毎月数千円の節約につながる可能性があります。

住宅ローンの返済期間を伸ばせないか相談する

家計改善をしても住宅ローンの返済が厳しい場合は、金融機関に返済期間を伸ばせないか相談しましょう。

返済期間が伸びれば、1ヶ月あたりの負担が減ります。ただし、金利が増えた分の支払総額が増えるため、注意が必要です。

借り換えを検討する

以下の条件に当てはまる場合は、借り換えの検討をおすすめします。

     住宅ローンの残高が1,000万円以上

     住宅ローンの支払い期間が10年以上

     借り換えすると、金利が1%以上下がる可能性がある

 

金利が下がることで、支払い負担が減ります。

ただし、借り換えには20〜100万円程度の手数料が必要です。手数料と借り換えたローンの合計額が、以前の住宅ローンより下がっているか計算しましょう。

まとめ:ブラックリストに載る影響を考えて、住宅ローンの支払いを考えよう

住宅ローンを61日以上滞納、または3回目の支払い日を超えて滞納すると、ブラックリストに載ってしまいます。

ブラックリストに載った情報は、5年程度消えません。住宅ローンの支払いが厳しいときは、家計の改善や返済期間を伸ばす相談をすることをおすすめします。

住宅ローンの返済に困り、マイホームの売却なども検討している場合は、株式会社Craneまでご相談ください。

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